宿泊は朝食つきで予約した。なので、夕食はお隣のGフェニックスで食べても良いし、奥志賀高原Hでも良い。節約をしたければ、麓のコンビ二で買って食べても良し。
今回は奥志賀高原Hでフレンチを頂いた。せっかくのお休みですもん〜。予定では食後20:00pmから駐車場で開催の「星を見る会」に参加することになっていた。
しか〜し!呑んでしまった。赤ワイン。酔ってしまったウッキー。ヘロヘロ〜。
お部屋に戻ると、ドサーッとベッドに倒れる。そのままZZZ・・・。
どうやらボヤッキーも寝てしまったらしい。起きると22:00pm過ぎ。星を見る会はとっくに終わっちゃったね。このままだと昨日諦めた「展望風呂」も入れなくなる。星の会はどっちでもいいけど、展望風呂は諦めたくない!
奥志賀高原ホテルの展望風呂は、着替えだけ持参すれば全て用意されている。脱衣所は広くて清潔でとても気持ちが良かった。風呂もシャワー・ブースがお隣と仕切ってあって、プライバシー(って何の〜?)も保てる。
こんなお風呂があるなら、スキーで来た時も疲れた体を癒せるね〜。今度は冬に来たいな〜♪その時も犬連れ?ううむ…。
もっと長湯していたかったけど、時間が押していたので早々に上がった。早く戻ってボヤッキーを風呂に入れなければ!その後「そのまま寝る」と嫌がるボヤッキーを「凄く気持ちよいお風呂だからっ!」と半ば強制的に風呂に行かせた。
展望風呂経験後、犬の散歩がてら外に涼みに行った。漆黒の闇…。懐中電灯で照らすと、光に虫が集まってきた。さすが高原。見上げると星、星、星。こんなに綺麗な星空は久しぶりに見た。そう言えば昼間の青空も空がとても高い感じ。いつも見ている空は偽物の様な気がした。
ボ「天の川が見える」
本当だ。都会では見ることができない文字通りMilky Way。ちゃんと川になっている。星でできた川。こんなにたくさん星があるのに、知的生命体は地球だけに存在するなんてあり得ないと思う!
ボ「いつも星座がどこにあるか分かったりするのに、こんなに星だらけだと全然分からないな〜。やっぱ食事の後寝なきゃ良かった。星を見る会に出たかった」
後悔先にたたず、の諺はボヤッキーには通用しない。この後かなり長い間「ベッドに横になったのが間違いだった」「星を見る会を逃したのはデカかった」と言い続けるので、過去のことをすぐ忘れるウッキーの怒りをかったのは言うまでもない。
行きはよいよい帰りは…のコース。つまり行きは下り、帰りは登りということ。でもウッキーの自転車はアシストつき。自宅周辺は山坂で、ご近所の主婦はネコも杓子もアシスト自転車を持っていた。アシストってそんなに凄いの?ウッキーは今回アシスト自転車のパワーの凄さを実感した。
帰りのゴンドラは行きよりもっと怖かった。だってスキーでは、下りゴンドラに乗るシチュエーションってあり得ないもん〜。下りは落ちていく感覚でスリル満点でした!
帰路…登りが続くことは往路下り続けてきたから分かっていた。でもウッキーは楽々だった!ボヤッキーが下りで勢いをつけて上り坂に挑む。モタモタ下るウッキーを凄い勢いで抜いて行った。
しか〜し!その後の登りで、ウッキーがキコキコ普通にこいで登っていくと、そこには息も絶え絶えで必死にペダルをこぐボヤッキーの姿がっ!顔を真っ赤にしたボヤッキーの横を、涼しい顔して通り過ぎるウッキー。
ウ「お先に失礼〜。ホホホ〜」
(ボヤッキーいわく、この時のウッキーの顔はとても勝ち誇っていたそうだ♪)
大滝からの帰り道、本当に気をつけていなければ絶対気付かない手書きの看板「奥志賀高原牧場」。スキーシーズンには開通していない道なので、今まで全然知らなかった。せっかくなので行ってみる事に…。
しか〜し!行けども行けども牧場が見えてこない。本当に存在するのか?心配性のボヤッキーが「これはもう潰れたくさいね」と言い出した。ええ?ここまで来てそれはないよ〜。
諦めかけたその時!牧場入口の看板。でもこれもやっぱりショボい。入口ゲート(と思われるもの)をくぐり、少し進むといきなり…牛っ!しかもマジ放牧。囲いの中に入っているのもいるけど、手前の牛たちは完全にFree状態。車の中で密かに話し合う。
ボ「あの牛って囲いの外じゃない?牧場も一応あったけど、人いるのかな〜?」
ウ「牛〜!牛、牛。可愛い〜♪」
またもやイマイチ咬み合わない夫婦の会話(爆)。
ボ「あ!あの小屋からオバちゃんが顔出してる」
ウ「出よう出よう。ワーイ!牛だぁ。牛乳飲めるかなぁ?」
ティファ&マックを車から出し、オバちゃんが顔を出している小屋に向かう。
オバちゃん「いらっしゃい!どうぞどうぞ、上がってくださいな」
ボ「牛乳飲めますか?」
オバちゃん「ああ、飲めるよ。こっち上がってきて」
思わず牧羊犬であるティファさん、のけぞって逃げ出した。
ウ「ティーちゃん、大丈夫だよ。あなた牧羊犬でしょ?」
(テ「だって扱うの羊だも〜ん」)
牛から慌てて逃げながら、オバちゃんが手招きしてるお部屋に急ぐ。今朝採れたばかりの牛乳(殺菌のため煮沸消毒しててHミルクだったのが残念!)と、生でも甘いとうもろこしを頂き、暫しオバちゃんと談笑。オバちゃんいわく、
オバちゃん「人が来るには来るけど、皆帰っちゃうんだよ〜」
ウ「ダメだよ。もっと宣伝しないと。やってないかと思っちゃった」
オバちゃん「だから、さっきみたいに窓から顔出してさ〜」
ウ「ダメダメ。あんなんじゃ。もっといらっしゃーい!ってさー、派手に」
ボヤッキーいわく「知り合い?」的な会話を楽しんで、オバちゃんの小屋を後にする。オバちゃんの話では、この牧場は市営で夏のみ営業しているそうだ。冬季は下界(山ノ内町)に降りて越冬するのだとか。
囲いの中に入っているのは主に牡牛。囲いの外にFree放牧されているのは1歳以下の牝牛だそうだ。一緒にしておくと妊娠してしまい、1歳以下の牛は体ができていないため、難産になってしまうため別々にしているらしい。ホルスタインは産まれてすぐ人間が育てるため、人間を親と思っていてとっても人懐こいそうだ。だからあんなに至近距離まで近づいて来たんだ。
静かにじっと待っていると、あちらから近づいて来る。でもウッキーが触りたかった牛ではなく、角の生えた子が来ちゃった。人懐こいと聞いても、角があるとやっぱりちょっと怖い。思わず脳裏に闘牛に角で吹っ飛ばされた闘牛士の映像が浮かぶ。
でも怖がっていたら、牛を触るというせっかくのチャンスを逃してしまう。頑張って触ってみた。暖かくてちょっと固かった。牛さんは触る直前、ちょっと怖がったけど、おとなしく触らせてくれました。
主婦にとってホテルや旅館に泊まると何が嬉しいって、自分で準備しなくても食事は出てくるは、掃除はやってくれるは、家事から解放されることでしょお〜♪
朝食のレストランには結構人が集まっていた。昨日は遅くて分からなかったけど、こんなに人が泊まってたのね。朝食ROOMは天井が木製の梁で組まれていて、山小屋風の造り。早くもボヤッキーのウンチクが始まる。
ボ「木はしなった形が安定。だからああいう形なんだよ。雪が積もった時、強い構造になっている。イタリアの石造りの建物は壁と壁がお互いを支えあって安定している」等々…(注;集約するとこんな感じ?食べる方に意識がいっていたので、これくらいしか理解せず…爆)
ボヤッキーは相変わらず日本人な完全和食!…でもお粥が美味しそう。明日は私も和食にしよう。
部屋に戻りワンズに食事をさせ、朝の散歩に出かけた。少し肌寒い。でも空気が乾燥していて気持ちよい。うう〜ん、夏は奥志賀に住みてーっ!!
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ペット可のお部屋は満室だったけど、この後わが家の犬のほかに高原で走り回るのを見ることはなかった。なので、完全貸切状態の限りなきドッグラン。それにしても皆、どこで遊んでたんだろう??
「歩きながら大声を出したり、鈴をつけて、動物に自分の存在を知らせましょう!」
…動物ってクマ?内容からするとクマ、だよね?出るの?考えている横をプロのハイカーがお客さんを案内しながら通っていった。手にはでかい鈴のついた杖。・・・出るんだ。クマ(青)。
その後も道の所々に鐘を突く様なものがあり、クマ感一杯!ボヤが得意げに「こうやるんだよ」とゴォォォンと鳴らす。いいよ、もう。でかい声で話すよ。鈴持ってきてないし〜。それに我等には、2匹の強い味方がいるじゃない!!いざという時には野生の本能むき出して、狼から羊を守るごとく飼い主を守ってねん♪
分かってるのか、分かってないのか楽しそうにポコポコ歩いてるけど…。ティーちゃんはティーちゃんで、沢に掛かっている1本木の橋を渡れずウロウロ。ボヤッキーが抱っこでクリアー。
ダメじゃん!あんた達。完全ペット化。野性味ゼロ!
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ティーちゃん、帰りは木の橋を渡ることができました!ちょっとだったけど山道を歩いて、少しは野性味を取り戻したのかな?
あんな短い山道で腿が笑ってしまっては、とても5キロコースは歩けまい。早々に退散。体力ない〜(涙)。
途中、道に「奥志賀高原牧場」という看板を見て行ってみることにした。奥志賀に牧場なんて、あった〜?
次回、ウッキー生まれて初めて「牛を触る!」編。
着いた時にホテルの人が、「ワンちゃん、クレートごと運びます?」と普通に聞いてきたからだ。10キロ弱の犬入りのバリケン、そんなに簡単に運べないよ〜。ちなみに大型犬はNGらしい。どうしてかな〜?大型犬の方があんまり動かないし、静かにしてるのに。(注;ちゃんと教育されてる仔は)
ペット専用部屋の近くにある駐車場に車を移動させるため、ボヤッキーがホテルの人と一緒に車で出て行った。残されたウッキー&ティファ・マックは、別のホテルマンがお部屋に案内してくれた。
「ここはどこ?」状態の2匹は、あっちへウロウロこっちへウロウロするので歩きにくいったら!幸い人間には吠えないので、ホテルマンに「おとなしいですね〜」と誉められた。いやいや…おとなしく、はないですよ(本音)。
さ、明日に備えて早く寝ましょ♪