■ Fri.   August 22, 2008

G7ハンドリング・セミナー(コンペ編)

3日目。セミナー最終日も…雨。ただでさえ緊張することが目に見えてるのに、お天気くらい味方してくれてもいいんじゃないの!

…とブツクサ言ってても天候は一向に改善の兆しなし。本来の予定では午前中ハンドリング講習があって、午後コンペになる筈だったのに、雨のため午前中からコンペが始まった。もう1回講習受けたかったな〜。

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朝、受付のホワイトボードにクラス別に、ジャッジ名・コンペ参加メンバー・開始時間・リンクの番号が張り出してあった。ウッキーのクラスは9人。第2リンク。ジャッジは黒木プロハンドラー。

講習の時もそうだったけど、シェルティーは台の上の触診練習の時は小型犬チームに入れられ、走りの時は大型犬チームに入れられた。何かどっちつかずな根無し草的な感覚がして面白かった。そういうの「楽しい♪」って思うトコ、自分がB型だなと思う(笑)。

さて朝食。勿論、ウッキーは食欲がある筈がない!食べ物を口に持っていっても「ウエッ」って感じ。あ〜あ、緊張始まっちゃってるよ…

いち早く、Kハンドラーさんに「ウッキーさん全然食べてないじゃん。もう緊張しちゃってるの?早いよ」と発見されてしまった。ちっ!

ウ「上手くやろうとか思うから緊張するんですよね〜」
K「あ、でも俺もそうだよ。未だに緊張もするし」

へぇぇぇ〜そうなんだ。ベテラン(と言うと、いつもKハンドラーさんにもビッケさんにも怒られるが)でもある部分同じ、と聞いてちょっと安心した。

雨の勢いが衰えぬまま、開始時間が近づいてきた。テントでフレアのグルーミングをする。でも緊張と時間的に切羽詰った感で手元が震えるし、「心ここにあらず」のグルーミング。見かねたKハンドラーさんが、

「ここ少し(毛を)落とした方がいいよ。片側やってあげるからこっちは自分でやって」

…え?は?あ、お願いします。やって頂いた足を見習って反対側も毛を落とす。うう〜ん、よく分かんない。これでいいの?何か違う…ま、いいや。ごめんね、フレア〜(汗)。

ああっ!もう時間じゃん。フレアをタオルに巻いて、傘をさし濡れない様に待機テントに向かう。小走り…でも、もうフラフラ…。

(これじゃあ、フレアに緊張が伝わっちゃう。せっかくこの3日間一緒に頑張ったんだから、楽しく終えたい。そうよ!習った事を、出きるだけやってみればいいじゃん!)

テントの下、大型犬とクラスメイトに囲まれて出番を待つ。皆、練習の時と違って口数が少ない。緊張するのは一緒だね!一人ちょっと深呼吸する。少し落ち着いた。

スチュアード「クラスBの方、次ですよ!」

全員がピリッとして緊張が高まる。さあ〜いよいよだよ!フレア。

GOサインが出てウッキーの前のアイリッシュセッターが走り出す。ウッキー&フレアも続く。まずはROUND。そして立ったままでステイ。ジャッジが来る。ジャッジングの邪魔にならない様、審査員の動きに注視していないといけない。その間、自分の犬は綺麗なステイ・ポーズを崩してはいけない。

ROUNDはまあまあ。フレアはよく走ってくれてる。でもウッキーの緊張が伝わって、練習の時より心なしか落ち着きがない。すぐ「抱っこ」をせがんでくる。「ダメダメ、ステイ!」前足を下ろさせるけど、多分ウッキーがいつもと違うんだね。

触診が始まる。大型犬はそのままで、一緒に出ていた3頭のMシュナウザーとウッキー&フレアペアは台の上での触診となる。

3頭のMシュナが終わり、台の上にフレアを載せる。「落ち着いて!」と心の中で繰り返すものの、何だか上手くできない。準備ができたらジャッジに触診をお願いして、ジャッジの動きに呼応してハンドラーも動く。一応やってみたものの、自分的には何か中途半端な感じ。この辺シッカリ動かないとアピールできないね。

フレアを降ろし、UP/DOWN。フレアの目を見る。

ウ(行くよ?いい?)

ユックリ踏み出す。フレアがついて来る。少しずつ速度を上げる。うん!良い走り。向こうまで行ってターンする。フレアの動きを見ながら無理なくターンが出きる様に回してやる。綺麗。いいよ〜フレア!一旦止まり、ジャッジの位置を確認して、真っ直ぐのラインを意識して折り返す。

ジャッジの前でステイ。練習の時、原田先生の前に真横にフレアをステイさせたら笑われた。
「この仔の弱点は横向きなのに、何でわざわざ見せるの?」
そっかー!頭、悪〜。こういう1個1個、ちゃんと頭使って丁寧に戦略練らなくちゃいけないんだ。

そんな事を思い出しながら、フレアをジャッジに対面してステイさせる。そして最後のROUND。

フレアの調子に合わせて少しずつ速度を上げる。フレアが見ている。楽しいね。緊張しててごめんね。今日は何だか変だと思ってる?でもとっても楽しいよ!この3日間、付き合ってくれてアリガトね!

そして最後に皆が一列に並んでジャッジの判定に息をこらす。

1席 ウッキーのお隣のアイリッシュセッター&男性ハンドラーが選ばれた。
2席 列の頭に3頭並んでた内の1頭のMシュナウザー&女性ハンドラー

ああ〜今回もまたダメかな?…と思った瞬間。ジャッジがウッキーを指差す。

3席 ウッキーとフレアペアーーーーーーッ!!

やったーっ!入賞したよ?黄色い(=3席色)リボンじゃなくて、初のロゼットを貰った。わーいわーいわーーーーーい!!やったね、フレア。賞、貰ったよ?良かったね〜♪

4席にウッキーの後ろだったボルゾイ&女性ハンドラーが入り、審査終了〜。4席までは入賞者としてお立ち台写真を撮る。おお〜!初のお立ち台撮影。

お立ち台が設置されたテントへ移動する前。ビッケさんが「眉間に皺」を寄せて待っていた。あり?Kハンドラーさんも近づいてきた。

「お疲れ!おめでとう」…その後…

「ブラシ使いすぎ」「ジャッジ見てない」「ベイトの使い方が変!」2人して云々かんぬん。1,2.3・・・沢山っ!のウッキーなんだから、もちょっとユックリ、まだまだ新人なんだから、もちょっと優しくご指導お願いしますぅーっ(泣)!

先輩方のありがたいお言葉に動揺(爆)しつつも、お立ち台の順番がまわってきた。
おお〜初めて。いつも写真で見たハンドラー・ポーズってのやってみよ♪で、カメラ見て…

カメラマンさん(女性)「こっち見ないで犬見て!」

あ…これって前に失敗したっけ。視線は「犬」。パシャッ☆
雨で髪の毛デロデロの初お立ち台写真。見たい様な見たくない様な・・・。
でも無事、終わりました。これで合宿、終了です!

午後はベテランさん達のコンペを見学。挟んだ昼食で、プロハンドラーの方々と席が一緒になった。その中で飯高プロハンドラーさんの言葉が心に残った。

「自分の今持ってる力、全部出し切ればそれで合格だよ。席次はついてくるものだから」

そうですね。それなら午前中、ウッキーは持てる力、全てを出し切りました。2日間教えて頂いた事をなるべく実行してみました。だからもう、それで充分なんだと思います。合格っ!です。

いろいろな意味で、凄く凄〜く想い出深いG7のセミナーでした!これを読んで、参加してみたくなった方、来年もありますので是非どうぞっ!!

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↑ こんな雰囲気でコンペが行われます。皆さんビシッと決まってますね〜!

Posted by ウッキー at August 22, 2008 11:32 PM | Category : 6. Events , 93. DogShow
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