■ Tue.   November 20, 2007

あったらいいな♪

 犬を連れててよく思うこと。世のお母さんは、人が連れてる犬は全てFriendlyと思っている、または自分の子供に関心がない。後者はほとんどないと思うので、多分前者。

 いきなりなに?って?ウッキーは犬を連れてて、前方から子供が来る時とっても緊張するのーっ!

 子供は犬にとっても興味がある。だから道で犬連れの人とすれ違う時、何らかのアクションを起こす。犬が好きな子は「可愛い〜」と言って近づいてくる。嫌い、またはちょっと怖い子も、すれ違う瞬間「キィィィッ!」とか奇声を発し犬の関心を引こうとする。

 実は家の犬、そういうのがとても苦手。元々シェルティーという犬種は神経質で、とっても臆病。だから意味不明の行動を至近距離でされるのも、ましてや大声で「キィィィッ!」なんて奇声を発せられた日には、オタオタ&ガウガウしちゃうのである。

 まあ、でも子供はそういうものだから…。それよりも気になるのは、その「母」の態度。子供が犬にダッシュしても止めようともしない。いきなり手を出しても平気な人もいる。危ないよ〜。

 話は違うが、ウッキーはカナダにプチ・留学したことがある。日本人はおろかアジア人も皆無の超田舎。地元の小学校で「日本の文化を教える!」なんて、恐ろしく無謀なことをしていたのだが、ある日先生が「今日はHuman Instituteの人が来るから、みんな良い子にね〜」と言っていた。何じゃそりゃ?

 時間になると、一人の女性が来て、子供を前にまずビデオを見せてくれた。ある家でボーダーコリーが飼われてて、その家の男の子ととっても仲良し。ある日、ボーダーちゃんが偶然ゴミのトラックの荷台に載ってしまう。そのまま、車が発車してしまいボーダーちゃんは遠い街へ…。家では男の子がとても心配し、アチコチ探し回る。大人が「諦めろ」と言っても、彼はず〜っとボーダーちゃんを探す。一方ボーダーちゃんも、車が停まったのをチャンスに荷台から飛び降り、臭いを頼りに何日もかけ苦労してお家へ帰る。再会した男の子と泥だらけのボーダーちゃん。昔はやった映画「名犬○ッシー」みたい。

 その後場面は変わり、子供が犬をからかって怒らせ、前を走ったりして興奮させている。犬はとても怖い感じだ。今度は子供が犬を撫でたり、ボール投げをして一緒に遊んでいる。犬は安心しきった穏やかな表情をしている。

 ビデオが終わると、今度は女性が犬のパペットを手に、「いきなり触ってはダメ」「犬の前で大きな動きをすると興奮させる」など、犬との正しい触れ合い方を話しながら子供一人一人に実践させていた。

 なる〜。Human Instituteっていうから、人権団体か何かかと思ったけど、これは子供が正しく犬と接するプログラムなんだ〜。ウッキーはいたく感激した。だって子供の頃から正しい犬の知識があれば、不必要な事故を防げるし、悲しい犬も減るわけだ(注:カナダでは人を噛む犬は安楽死させる場合が多い)!

 日本でも幼稚園や小学校でこういうのがあったらいいな♪

Posted by ウッキー at November 20, 2007 06:09 PM | Category : 94. Essay
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