■ Sat.   June 07, 2008

岐阜部会展Part3

 午後、休憩をはさんで牝の審査が始まる。ウッキーは既に午前中から心臓がバクバクし始め、Kハンドラーさんやビッケさんに「早すぎ!」とたしなめられていた。でもぉ〜バクバクするのは自分じゃ抑えられません〜。

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 アニーは朝から何か落ち着かなかった。ウッディードームは半屋外といった感じで、基本、外使用の砂のグランドに屋根が付いている建物。でも音が変な感じで反響するらしく、マイクのテスト音や他の犬の気配、しかもモタモタ長いウッキーのグルーミングに、アニーは出番前には完全に浮き足立った様子だった。

 加えてハンドラーのウッキーの心臓が、かなり早くからバクバク状態では、落ち着けるものも落ち着けないよね〜。出番より早めに入口付近に待機する。Kハンドラーさんに「アニーちゃんともっと遊んであげて」と言われ、ハッと我に返る。いつもこれだけはハズさない、ネズピーを取り出す。ピーピー♪

 あれ?あれれ〜?アニーがネズピーに反応しない?アニー、大好きなネズピーだよ?ピーピー♪ヤバイ!見ない。全っ然反応しないっ!!舞い上がってる?

焦りながらオタオタしていたら、「自家繁殖ジュニア牝」の順番がっ!

 「アニー行くよ!」アニーちゃん、前や後ろの他のワンコが気になって、真っ直ぐ前も向けない。「ほら、アニー」声を掛けるも、グルグルグル〜(涙)。

 最初はRound。ここは何とか走ってくれた。そしてステイ。あれ?アニー斜めだよ。こっち。げ!今度は縦に向いちゃう。どうにも観客にお顔を向けたいらしい。ち・が・う!こっち。直してもまた好きな方向に向き直ってしまう。ああ〜ん、審査員来ちゃった。仕方ないので膝をつき、手で支えてステイポーズをするも、アニーだけ落ち着きないのがバレバレ…。

 苦手なスタッキング。前回ビッケさんに動きのコツを伝授して貰ったお蔭で、これはまあまあ。審査員と対照的に動く。アニーも怖がらずに触診させてくれた。

 台から降ろしてUP/DOWN。出る前「アニー、UP/DOWNね!」一声掛けて走り出す。お?なかなか良い感じ…と、思ったら!折り返しで急に何かにビビッた様にググググ〜ッとリードを横に引っ張りながら走る。あ〜あ〜あ〜。やり直せば良いのに、そのまま走ってしまった…。

 その後のステイもビビりまくりで全然制御できず…何とかコントロールしようと、リードをピンピンに張っちゃって、却ってアニーに緊張が伝わってしまった。汗だくになって審査終了〜。ド〜ッと疲れた。

 がっくしパドックに戻ると、またもや何かとっても言いたげなビッケさん(苦笑)。

ビッケさん「ウッキーさん、リードで無理やりコントロールしすぎ」

はい、さいざます。オタオタした犬はどうコントロールしたら良いんでしょ?

ビッケさん「ウッキーさんのオタオタが犬に伝わっちゃうのよ」

そうなんですね〜。アニーより、まずはハンドラーさんから修行のやり直しですね。加えてKハンドラーさんの一言。

「アニー、ちょっと嫌になってる?」ガガ〜ン!!

 パドックに戻ったウッキー&アニー。グッタリ疲れきって暫し放心状態。ウッキーは自分に悔しくて、泣きたい気分に襲われた。ハンドラーって難しい。生き物を扱うのって難しい。簡単に考えてた自分が情けない。挙句「向いてないかも…」超〜ネガティヴ・シンキング。

 帰り道、またもや寝そうになるKハンドラーさん。今度はドラマ「ラスト・フレンズ」が救ってくれた。「上野樹里って女優だよね〜!」って話で盛り上がり、Kハンドラーさんの目もパッチリ☆樹里さん、ありがとー!

 夕飯に寄った浜名湖のパーキングで、神奈川南チームの方々と合流。落ち込んでたウッキーに、

「俺なんか何度出たと思ってるの?」
「最初から上手くなんて出来ないよ」
「落ち込むなんて100万年早い!」

そんな言葉で慰めて頂きました。お蔭で「向いてない」気分から、「も、ちょっと頑張ってみるか?」くらいに上昇できました。諒君パパさん、ビッケさん、ありがとう♪

 マックに会え、WDを頂き、嬉しい反面、アニーに楽しい思いをさせてあげられず、自分の無力さを思い知った岐阜部会展でした。

Posted by ウッキー at June 7, 2008 09:50 PM | Category : 2. Anny , 4. Macgregor , 93. DogShow
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