今日とうとうアニーのお嫁入りの日。お嫁入りと言ってもウッキーの実家に行くだけのこと。完全なお別れとは違う。
それなのに、アニーがこの家からいなくなると考えると、ウッキーの胸はキュンとした。でも今日まで考えないようにしてた。
ウッキー実家は動物好きなので、アニーは絶対幸せになれると確信している。ここまで親元にいられる仔は少ないし、精一杯の愛情を注いだ自信もある。
でも…何をどう考えようが寂しいもんは寂しいっ!!さ・み・しーっっっ!悪いかっ?
ウッキー母にアニーを渡す時、アニーが爪を立ててしがみついてきた。後部座席のクレートに入れたら「キャン」と2度啼いた。
それだけでウッキーの目から大粒の涙が出た。アニーが去った後もオイオイ泣いてしまった。家の中がガラ〜ンと静かだ。ティファニーとマックはどう思っているのか、やけに静かに寝ている。ティファニーはもっと探すかな?と思ったけど…でも寂しさをあきらめで我慢してるかな?何かティーちゃんらしい。
私が嫁入りの時、母は寂しかったのだろうか?家に着いた母から電話があった時、聞いてみた。「フフフもっとよ…」「!」
この歳になって始めて知る。親の心。